Amazonや楽天などでときどきセールをしているのを見かけますよね。そこで、自分のネットショップでもセール開催を検討している人も多いのではないでしょうか?
本記事では、法人はもちろん、個人のネットショップでも開催できる基本的なセールの手法をご紹介します。
目次:
なぜセールが効果的なのか?
セール開催の4つの手法
- 値引きセール・売り尽くしセール
- タイムセール
- イベント・行事ごとのキャンペーン
- ポイント還元・クーポン発行
セールを開催するときのポイント
- セールを開催するタイミング
- 赤字にならないように注意
- 大々的に宣伝する
まとめ
○なぜセールが効果的なのか?
セールを開催することで売れ行きが悪い商品をさばいたり、新規購入者が増えたりすることがあります。では、なぜセールにはこのような効果があるのでしょうか?
人は「お得感」に弱いもの。これまで購入を見送っていた訪問者でも、セールによって値段が下がることで普段よりお得だと感じ、「ちょっと試してみようか」という気持ちになるのです。
また、セール会場で人だかりができているのを見たことはありますか? ネットショップも同じで、セールを開催すれば、といつもより多く集客できるのです。
このようにセールは人の心理をくすぐるため、効果的な手法だと言われています。
○セール開催の4つの手法
セールの手法は意外とシンプルで、ここで紹介する4つを押さえればOK!世の中にはさまざまなセールがありますが、もとをたどればこの4つを応用しただけなのです。
それでは、セール開催の4つの手法を見ていきましょう。
●値引きセール
セールの中でも最もオーソドックスな値引きセール。一定のパーセンテージを設定し、元の値付けに対し値引きをします。
特に期間などを定めないため、対象商品は売り切れるまで値引きされた状態です。売れ行きが悪い商品、売れ残って処分したい商品などには、値引きセールが良いでしょう。
●タイムセール
「9時〜23時59分」や「金曜日〜日曜日」といった時間・期間を定め、ショップ全体の商品を値引きするタイムセールもあります。
タイムセールはその期間にネットショップに来てもらう必要があるため、事前告知が何よりも重要。拡散性のあるSNSで数週間前から宣伝するなどして、準備をしておきましょう。
●イベント・行事ごとのキャンペーン
世間的なイベントや季節ごとの行事があるときには、それに合わせてキャンペーンをおこないましょう。
クリスマスやお正月のセールは必須ですし、最近はビッグフライデーセールも人気です。ひな祭りや子供の日に合わせたセールでは、子供用品のみ割引するという手法も。
夏が過ぎて秋が来た頃に「夏物売り尽くしセール」を開催するのも、在庫処分にもなっておすすめですよ。
●ポイント還元・クーポン発行
ポイント制を導入しているネットショップなら「ポイント還元祭」、メルマガ購読者や購入者など特定の会員のみを対象にした「割引クーポン発行」なども、セール手法のひとつ。
ポイント還元セールは、購入金額に対していつもより多め(2倍〜10倍まで)のポイントを付与し、次回の買い物に誘導するセールです。
クーポン発行セールは、事前にクーポンを配っておく、購入後に「次回使えるクーポン」として発行するという2つのやり方がありますよ。
○セールを開催するときのポイント
セールを開催すると、ひとつの商品の利益率は下がるので、その分、売上数を伸ばす必要があります。そのためには、ただ開催するだけでなく、しっかり要点を押さえたうえで開催しなければいけません。
最後に、最後にセールを開催するときのポイントをお伝えしましょう!
●セール開催のタイミング
セール開催にベストなタイミングといえば、やはり世間的なイベントがあるときです。先述したクリスマスやブラックフライデーなどは、まさにピッタリなタイミング!
他にも、人の財布が緩みがちな3月4月(進学・就職などのお祝いの季節)、7月12月(ボーナスが入った後)もおすすめ。
ただ、あまり頻繁にセールがあると特別感が薄れてしまうため、3〜4ヶ月に1回に止めておきましょう。
赤字にならないように注意
セールで値引きするときには、仕入れ値よりも安い値段、つまり赤字になる値段を設定してはいけません。たまに「赤字覚悟」の文字を見かけますが、実際には赤字にならない程度の価格設定になっているものです。
商品価格だけでなく、クーポン発行数やポイント還元の比率、さらにノベルティの価格もしっかりと計算したうえで、しっかりと採算のとれる値段にしましょう。
大々的に宣伝する
せっかくセールを開催しても、ネットショップに来てもらわないと意味がありません。セール開催時には、いつも以上に宣伝に力を入れましょう!
宣伝ツールとして優秀なのがSNSです。いつもより投稿数を増やしたり、プロフィールにセールの日時を書いたりと、セールがあることを宣伝します。
予算があるなら広告を配信してみるのもいいでしょう。リスティング広告なら、比較的低予算から始められ、費用対効果も高いですよ。
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○まとめ
セールを開催するためには値引きのパーセンテージを決めたり、期間を考えたり、バナーや宣伝文を作ったりと、事前にやることが多いです。
しかしこれまで売れなかった商品が売れたり、低迷していた売上がアップしたりと、セール開催によって得られる恩恵も大きいもの。伸び悩んでいるネットショップは、ぜひセールを企画してみてくださいね!