EC物流の仕組みとは|受注から物流管理のポイントを解説
目次
- EC物流とは?
- 「物流管理」と「EC物流」の違いとは?
- ECサイト運営業務とは?「フロントオフィス」「バックオフィス」の違い
- ECサイト運営業務に必須なツール・サービスとは?
- 1つのシステムで複数ショップの受注~出荷業務を一元化!出荷データ自動連携システムをご紹介!
EC物流とは?
EC物流とは、電子商取引(EC)において商品の注文から配送までの一連の流れを指します。
<一般的なEC物流の仕組み>
お客様がオンラインストアで商品を注文すると、注文情報が受注システムに送られます。次に、倉庫や物流センターで商品をピックアップ・梱包され、配送業者に引き渡されます。自社で在庫管理を行い、出荷作業を行っている場合もあります。最終的に、お客様へ商品が配送されます。
「物流管理」と「EC物流」の違いとは?
物流管理は、EC物流だけではなく、あらゆる商材の倉庫管理、配送管理、在庫管理などの一連の物流プロセスを、一元的に管理するための統合システムです。このシステムでは、取引業者、生産拠点、倉庫、物流拠点、顧客納入場所などを統合的に管理することが可能です。
※サプライチェーンマネジメントとは・・・製品やサービスの供給に関する営業活動を管理することを指します。生産、物流、在庫管理、販売、顧客サービスなどの様々な要素が含まれます。
ECサイト運営業務とは?「フロントオフィス」と「バックオフィス」の違い
EC運営業務には大きく分けて「フロントオフィス」と「バックオフィス」と呼ばれる業務があります。ECの受注〜出荷までに必要なシステムは、ショップの特色に合わせてうまく選びましょう。
◆フロントオフィス
フロントオフィスとは、お客様と直接やりとりを行う業務を指します。
・カスタマーサポート:顧客からの問い合わせやクレームの対応、製品やサービスに関するサポートを提供します。
・注文処理:顧客からの注文情報を受け付け、システムに入力・処理します。
・販売活動:商品やサービスの販売促進、新規顧客の獲得、セールス活動を行います。
・カスタマーエクスペリエンス:顧客の満足度を向上させるために、顧客とのコミュニケーションやパーソナライズされた対応を行います。
◆バックオフィス
バックオフィス(Back Office)は、フロントオフィスの裏方を指します。お客様との直接的なやりとりはないが、EC運営に不可欠な裏方業務を指します。
・在庫管理:商品の在庫管理や入出庫処理、補充計画などを担当します。
・会計・経理:請求書発行や支払い処理、経理業務、税務処理などを行います。
・データ管理:顧客情報や注文データの管理・分析、レポート作成などのデータ関連業務を担当します。
・仕入れ・調達:商品の仕入れやサプライヤーとの調整、契約管理などを行います。
EC運営業務に必須なツール・サービスとは?
EC運営を効率化するためには、フロントオフィスとバックオフィスを連携してスムーズな運営を実現することが求められます。選ぶシステムによっては、受注情報をもとにただ商品を発送するだけになりがちですが、必ず開封される注文商品に同梱するチラシをカスタマイズし、リピート販促活動につなげる工夫なども可能になります。ショップのおける特色をよく考えた上で、システムの導入を行いましょう。
では、どのようなシステムがあるのでしょうか。
◆フロントオフィスシステム例
<ECサイト・ネットショップシステム>
【2023年版】ECサイト・ネットショップ一覧!総稼働店舗数まとめ にて解説しています。
https://www.makeshop.jp/main/know-how/opening/ec-site-list.html
こちらにも記載がある通り、ECサイト・ネットショップシステムは、モール型EC、ショッピングカートASP、ECパッケージの3つの構築手法のうち、規模感や特徴などが異なります。
<ECマーケティング関連システム>
ネットショップ集客に必須の無料ツールと2つの方法 にて解説しています。
https://www.makeshop.jp/main/know-how/attract/attract-method.html
<OMS(オーダーマネジメントシステム:受注管理システム)>
EC受注データをシステムを介してスムーズに連携管理するシステムです。複数ショップを運営している場合も、OMSがあれば一元管理が可能です。在庫管理や入金管理、お客様への注文確認メールなど、注文に関連する様々な業務を統合的に管理するシステムです。
◆バックオフィスシステム例
<出荷データ自動連携システム>
OMSから出力された受注データを、倉庫や物流センターにスムーズに連携するためのシステムです。倉庫側が利用しているシステムの種類により、OMS側での出力形式が異なる場合、うまく連動することができません。それらを解決するためのシステムです。
<WMS(倉庫管理システム)>
こちらは主に倉庫事業者が利用している管理システムです。OMS、出荷データ自動連携システムを経て、商品をピックアップ・梱包され、配送業者に引き渡されます。
1つのシステムで複数ショップの受注~出荷業務を一元化!出荷データ自動連携システムをご紹介!
・logiec(株式会社はぴロジ)
ECサイトの運用をシームレスに自動化!logiecとは、受注から出荷まで対応できるOMS+WMS統合システムです。ECサイトの運用に寄り添った連携機能や出荷機能を追加。ECサイト運用業務の自動化が、このシステムで実現します。
「フロントオフィス」と「バックオフィス」を連携し、これまでお使いのシステムのままEC物流業務の課題を解決できます。
例えば、フロントオフィスで管理された顧客情報や販売傾向に合わせ、販売促進用に同梱するチラシを出荷の際に顧客層ごとに指定することも可能になります。
一般的なWMSの導入不要!はぴロジlogiecだけでEC運用をカバー。あらゆるシステムと接続、カスタマイズも対応可能です。
はぴロジlogiecなら・・・
- 導入時の負担や管理を簡素化
- 出荷データ作成業務のための人件費削減
- 必要な機能をクラウド上で利用可能
- クラウドサービスなので、遠隔での複数人数での操作も可能
- データのバックアップや共有も簡単
- 一般的なWMSへのスイッチも容易 など
多くのメリットがあり、1億5千万件出荷を突破!(昨年度時点)
・コマースロボ(株式会社コマースロボティクス)
OMS・WMS一体型のEC自動出荷システムで、APIを用いた他システムとの連携や、日々の運用の自動化を図ることが可能です。
システム内に搭載されているロボット(RPA)により複雑な条件も事前に設定することで自動で処理を行う事ができる受注管理機能を持っています。
WMSも一体型システムなので在庫データや出荷データがシームレス且つタイムレスに連携されます。
・ネクストエンジン(Hamee株式会社)
独自ドメインショップやモールなど、複数のネットショップの注文や在庫の一元管理をすることにより、業務効率化を実現する受注管理システムです。
利用社数は5000社を突破しており、多くのカートシステムやモールとの連携が可能で
アプリので機能をカスタマイズ・追加する事も出来ます。