日々の業務に追われて休めなかったり、トラブルが発生して対応に追われたり。ネットショップ運営に疲れてしまうこともありますよね。そのまま無理をすると、身体を壊してしまうかもしれません
この記事では、ネットショップ運営に疲れを感じている人に向けて、その対処法について考えたいと思います。立ち止まって考える、周りの力を借りるなど、取り返しがつかない事態になる前の息抜きを大切にしましょう。
目次:
ネットショップ運営に疲れてしまう理由
ネットショップ運営に疲れた時に考えたいこと
顧客よりショップより、自分を大切にする
まとめ
○ネットショップ運営に疲れてしまう理由
最初に、ネットショップ運営に疲れてしまう理由を3つ紹介します。自分はどの場合に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 注文数が安定しない
注文数が安定しないことで、精神的に振り回されて疲れてしまう人がいます。商品を大量に受注できるとうれしいですが、忙殺されてしまうことに。逆に、ある程度軌道に乗っていても、ほとんど受注できない期間もあります。そんなときは、「このままネットショップ運営を続けても意味があるかな?」と不安に感じてしまったり。将来が心配だと、精神的にも不安定になります。
- 休みがない
個人のネットショップ運営には、たくさんの業務があります。受注、検品、梱包、発送はもちろんのこと、商品の写真撮影や商品の更新など、ホームページの管理もすべて自分でこなさなければなりません。また、商品がハンドメイド品である場合は、ひとつひとつ作るという作業もプラスされます。その結果、休みがまったくとれず、疲れてしまうことがあります。
- クレームが発生した
一番メンタルがすり減るクレーム処理も、自分で対処しなければなりません。よくあるクレーム例としては、「指定した日に商品が届かない」「破損・汚損がある」「サイズが合わない」といった内容があります。なかには言い方がキツい人もいるので、電話やメールで対応するだけで、疲れてしまうことも。
関連記事:ネットショップのクレームを阻止せよ!よくあるクレームと防止のポイント
○ネットショップ運営に疲れた時に考えたいこと
ネットショップ運営に疲れると、思考が堂々巡りになり、答えが見えなくなってしまいがちです。そんなとき、どういうことを考えればいいかをまとめました。ネットショップ運営に疲れている人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 人生の優先順位を決める
一度立ち止まって、どんな人生を送りたかったのか考えてみましょう。
ネットショップ運営を始めたきっかけを思い出すのも良いですね。「場所や服装に縛られずに自由に仕事をしたかった」「大好きなハンドメイド品を販売したかった」など、いろいろな想いがあってネットショップ運営を始めたはず。
今の自分は、思い描いた日々を送れているでしょうか。少し無理をしすぎていませんか?
まずは「どんな人生を送りたいか」を自由に書き出してみてください。そのあと、書き出した内容に優先順位をつけます。そうすると、生活のなかで自分が何を大切にしているのか、自分の軸がもう一度はっきりと見えてきます。
優先順位を決めることで、仕事と私生活のバランスを見直し、メリハリをつけられるようになるでしょう。
- 休む日を決める
休日をしっかり決め、その日は絶対に休むクセをつけるのもひとつです。
「〇曜日は定休日にする」「毎月1ヵ月分の休みをカレンダーで公開する」といった方法があります。大切なのは、自分で休日を決めるだけでなく、ホームページでお客様に告知することです。長期休暇前などは、お知らせページなど目立つ場所に記載するのもいいでしょう。
個人のネットショップ運営では、つい「終わらせてから休もう」と考え、どんどん仕事をしてしまいがちです。気がついたら全然休めていなかった、という経験を持つ人も多いのではないでしょうか。うまく休みをとり、無理せず働くことが大切です。
- 家族にヘルプを頼む
ひとりでネットショップ運営をしている場合は、家族にヘルプを頼むのもひとつの方法です。配偶者や親族が疲れていないときや時間がありそうなときを見計らって、手伝いをお願いしてみましょう。少し手伝ってもらえるだけで楽になることもあるはずです。
- コンサルティングや運営代行を活用する
家族にヘルプを頼む方法を紹介しましたが、家族も仕事をしていたり、家事や育児で忙しかったりすると、かえって関係性がギスギスしてしまうことも。そんな時は、ネットショップ運営に詳しいコンサルティングや運営代行を積極的に活用してみましょう。
最近では、集客、Webデザイン、注文・配送、顧客対応といったさまざまな業務を任せられる運営代行サービスもあります。プロのカメラマンに商品の写真撮影をしてもらったり、SNSを駆使したプロモーションを行うことで、手間を削減しながら売上アップを実現できることも。
事務的な作業や専門的な知識が必要な仕事を代行してもらえると、業務を効率化できます。そうすれば、生活にゆとりが生まれ、より人生を充実したものにできるでしょう。
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○顧客よりショップより、自分を大切にする
ネットショップの店長である前に、あなたはひとりの人間です。まずは自分自身を大切にしましょう。責任を持ってネットショップ運営をするのは大事なことですが、無理をするとうつ病になってしまうこともあります。自分のキャパシティーを超えそうだと思ったら、迷わず休みを取るようにしてください。心身ともに健康あってこそのネットショップ運営です。
○まとめ
ネットショップ運営は、自分で自由に作り上げていくことができ、やりがいも大きいはず。その分、いつの間にか熱中してしまい、休みをとるのを忘れてしまうことも。自分を大切にし、ペース配分に気を配りながら、継続していくことが大切です。