フランス老舗の最高級バッグメゾン「MORABITO」のECサイトを制作、集客、運営、コンサルティングなど、商品が注文されてからエンドユーザーに商品が届くまでに必要な業務全般をワンストップで請け負っております。
さらに、今回はECサイトのデザインリニューアルもおこないました。
リニューアルの大きな目的は2つ。それは、スマートフォンユーザーへの最適化と、もともと「MORABITO」がもっているブランド価値のサイトへの反映です。
デザインリニューアルの目的
スマートフォンユーザーへの最適化について
EC市場が拡大を続けるなか、どこでも商品を注文できる利便性からスマートフォンで決済をおこなう購入者は増加しており、衣類などを含む物販分野のEC取引きのうち、実に約39.3%がスマートフォンを経由しています(※1)。
「MORABITO」のECサイトは、スマートフォンユーザーの購入体験にも課題があったため、スマートフォンユーザー対策がしやすく、かつデザインカスタマイズ性の高いmakeshopのクリエイターモードを採用しました。
クリエイターモードでサイトリニューアルをすることで、デザインの自由度は大きく広がり、スマートフォンユーザーに対するユーザビリティ改善もおこなうことができました。
ブランド価値のサイトへの反映について
デザイン制作前に、もともと「MORABITO」がもっている歴史あるブランド価値をサイトのデザインへ反映させるため、まずはブランド理解から着手しました。
「MORABITO」の歴史は古く、世界の王侯貴族やVIPに愛された歴史をもつ「MORABITO」のブランドポジションシートとブランドガイドラインを制作し、クライアント様と認識のすり合わせをおこないました。
このようにブランドポジションシートを用意することで、クライアント様と認識のギャップを埋めながら、そしてデザインコンセプトを理解をしていただきながら円滑に作業を進めさせていただきました。
商品画像を最高レベルのクオリティにて撮り直し
今回のリニューアルはサイトのレイアウトデザインに限ったものではありません。
特にアパレルに限った話ではありませんが、手元で商品を確認できないECサイトで最も重要なのは商品画像です。ブランドのイメージを左右する重要なものになるので、高級商材である「MORABITO」では特に気を配る必要がありました。
そのため、最高級ブランドも使用している撮影所を利用して、商品画像はすべて撮り直しをおこないました。
これにより、商品素材の風合いや質感、実際に触ることはできなくとも手触り感まで推測させることが可能となり、質にこだわる「MORABITO」の高級感を再現することができました。
直営店に限られていたパターンオーダーをオンラインで実現
さらに、リニューアルのタイミングで実施した施策として、「パターンオーダー」機能があります。
「MORABITO」は、お客様の好みにあわせて素材やその色、メタルパーツの色まで組み合わせてオーダーできる「パターンオーダー」の注文が直営店に限られていました。
そこで、今回のリニューアルのタイミングにあわせて、機能実装もおこないました。
これにより、いままで直営店でしか購入ができなかった商品もオンライン上で商品イメージを確認しながら購入することができるようになり、商品の幅も広げることができました。
EC運営代行では、実店舗とECサイトを運営している事業者様に対して、オムニチャネル施策の立案・実行もサポートしています。オンラインでもオフライン同様のサービスを提供したい課題をお持ちの際には、お気軽にご相談ください。
(※1) 経済産業省商務情報政策局情報経済課
「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に関わる基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」