商品の説明文は意識して書いていますか? またショップブログをお持ちの方は、訪問者や注文者が「読みたい」と思える内容になっているでしょうか?
説明文は実店舗でいうところの「ポップ」であり、商品内容を補足するだけでなく、魅力的に見せることも可能なのです。
今回は、ネットショップ運営の中でも特にこだわりたい、商品説明文とショップブログの書き方をお伝えします。
目次:
商品説明とショップブログの役割
商品が売れやすくなる宣伝文の書き方
- 情報の取捨選択
- 商品のベネフィットを伝える
- 商品画像との補完関係を意識する
ファンを作るブログの書き方
- 訪問者や注文者の役に立つ内容か吟味する
- 書き手の“顔”が見えるように書く
まとめ
○商品説明文とショップブログの役割
商品の説明文には次のような項目を書きます。
- 商品のスペック
- 特徴
- 使い方
- 口コミ
ネットショップの商品は直接手に取って確認できません。そこで説明文によって訪問者に正確な情報を伝え、イメージをわかせるのです。
一方で、ショップブログではより自由な表現が可能です。たとえば、次のようなコンテンツをアップできます。
- 商品の魅力
- 実際の利用シーン
- ショップ運営の裏側
- 社会貢献活動
ショップブログには商品やショップ全体を深掘りする役割があります。
○商品が売れやすくなる商品説明文の書き方
商品説明文によって、その商品がどれだけ売れるかが大きく左右されます。商品を売りたい! という気持ちを文字に込めるだけで、商品は魅力的に映り、売れやすくなります。そのコツを説明します。
●情報の取捨選択
商品説明文は長くても短すぎてもNG。ちょうど良い説明文の長さは600文字〜1000文字程度です。
そのうちの約半分程度(300文字程度)は、最低限のスペックや特徴を書くだけでも十分埋まってしまいます。その倍くらいの文字数を目安にすると、伝えたいことに集中できるだけでなく、訪問者も集中して内容を読んでくれるのです。
逆に詰め込みすぎるとすぐに1000文字を超え、本当に伝えたいことに集中できません。
商品説明文を書く前に、「どの情報を伝え、どの情報を省くのか?」と取捨選択をしましょう。
●自分のショップで買うベネフィットを伝える
世の中に同じような商品が溢れている中で【あなたのショップで買う理由】はなんでしょうか? その理由がすなわち【ベネフィット】になります。
ベネフィットとは購入者が受けられる恩恵のことで、商品のスペックとは別物です。
たとえば「超軽量のビジネスバッグ」という商品があれば、重さやサイズ、素材はスペックをあらわします。そして「バッグ自体が軽く荷物を入れても重くなりすぎない」「肩こりや筋肉痛が軽減される」といったものがベネフィットです。
商品のベネフィットを見つけ、説明文の中に加えましょう。
●商品画像との補完関係を意識する
商品説明に欠かせない画像。商品画像と説明文は補完関係であることを意識しましょう。
画像は商品のビジュアルを伝えるのに適していますが、サイズ感や質感などのディテールを伝えるには不十分で、それを補完するために説明文が必要です。逆に、文章では伝えられない要素は画像で補完しましょう。
双方の長所と短所を理解することで、説明文と商品画像が相互に作用しあうように文章を書いたり、画像を選んだりすることが可能になるのです。
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○ファンを作るショップブログの書き方
ブログは「商品を売る」ための手段ですが、もう一歩踏み込んで、「ファンを作る」という意識で書いた方が成功しやすいです。続いては、ファンを作るショップブログの書き方を解説します。
●役に立つ内容か吟味する
洋服をネットショップで購入したいとき、あなたはどちらのブログを読みたいでしょうか?
(A)
- 運営者のひとりごと
- 〇〇旅行に行ってきました
- スタッフの懇親会の様子
(B)
- 秋にピッタリな白シャツコーデ
- スタッフによる最新アイテム着回し術
- 年末年始のセール情報
Aのブログはほとんど日記です。知り合いでもない限り読みたいとは思われません。一方でBのブログには役に立ちそうな内容が書かれており、読みたいと思えますよね。
このように、訪問者や購入者にとって有益な情報や役立つ情報が書かれたブログのほうがクリック率が上がるのです。
●書き手の【顔】が見えるように書く
役に立つ情報を書くといっても、機械的なブログはつまらないもの。ファンを作るには書き手の【顔】が見えることも大事です。
「こんにちは、オーナーの〇〇です」と挨拶したり、途中で写真を挟んだりなど、自分の個性を隠すことなくブログを書いてみましょう。
じつはこの書き手の【顔】が見えるように書くということは、商品の魅力を最大限に引き出し伝えることでもあります。「こんな人が使ってるんだ」「こんな面白い使い方があるのか」と、商品・書き手の両方に興味が向くようになるのです。
○まとめ
ネットショップには欠かせない文章。特に商品説明文とショップブログはネットショップの売上にも影響するため、注力したいところです。
商品の魅力を伝えるために、そして、ショップのファンを増やすために、商品説明文とショップブログの書き方を工夫していきましょう!