ネットショップを副業で運営してきた人、またはコロナ禍で在宅時間が増えた人の中には、これからネットショップを自分の本業、つまりメインの収入源にしたいと考えている人もいるのではないでしょうか?
今回は、ネットショップを本業にするための心構えをお伝えします。どうやって副業から本業に切り替えるのか、どうやって売上を伸ばせばいいのか、そして意外と大事な税金についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次:
計画性を持って運営しよう
- 規模を大きくするかどうか
- ネットショップを本業に切り替えるタイミング
ネットショップのファンを増やそう
- ターゲットを決める
- コミュニケーションをとる
個人事業主の税金について学ぼう
まとめ
○計画性を持って運営しよう
ネットショップを本業としてバリバリと運営していくためには、しっかりと計画を立てる必要があります。計画性がないと、成長のスピードが遅くなるためです。では、どんな計画を立てればいいのか? そのヒントを見ていきましょう。
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●規模を大きくするかどうか
規模を大きくするかしないか、大きくするならどこまで大きくしたいのか? まずはその目標となる規模を考えましょう。売上ベース、または販売個数ベースで決めるとわかりやすいですね。
規模を大きくしたい場合、商材が少ないとすぐに伸び悩みます。次に考えるのが、どんな商材を増やすか。すでに副業でネットショップ運営をしている人なら、お客様のリクエストから新しい商材を見つけてもいいでしょう。
●ネットショップを本業に切り替えるタイミング
副業ではじめたネットショップをより大きく成長させるなら、ネットショップに費やす時間を増やさなければいけません。会社員との両立から、タイミングを見計ってネットショップ一本に切り替えていきましょう。
切り替えのタイミングには2通りあります。
- 副業に取れる時間に限界を感じたタイミング
- ネットショップでの売上が給料を上回ったタイミング
売上が低い段階でネットショップ一本に切り替えるのは不安かもしれませんが、しっかりと時間が取れるようになれば、おのずと売上もついてくるはずです。
○ネットショップのファンを増やそう
ファンを増やすことは、リピーターを増やすことと同義だと考えましょう。
最初に立てた目標を達成するには、とにかく商品が売れる必要があります。新規顧客だけでは限界があるため、ショップを何度も訪れるリピーター(=ファン)を作って、繰り返し購入してもらいましょう。
●ターゲットを決める
まずは「どんなお客様にファンになってほしいのか?」というターゲットを決めましょう。
ターゲットは「25才、女性。事務OL、年収250万。おしゃれが好きで、特にアクセサリーを集めるのが好き」のように、細かく決めてしまってOK!
細かすぎると購入層が狭まるのでは? という心配もあるかもしれませんが、購入意欲が高い層にアプローチできるため、商品が売れやすいのです。
またターゲット層の好みにマッチするネットショップであれば、リピーターも獲得しやすくなるでしょう。
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●コミュニケーションをとる
面倒くさがらず、お客様とのコミュニケーションもしっかりとっていきましょう。SNSでプロモーションするだけでなく、コメントに返信したり、商品を投稿してくれたらシェアしたりなど、まめにリアクションをするとお客様は親近感を持ってくれます。
すでに購入したお客様には、購入から1週間後くらいに「商品はいかがでしたか?」というメールを送るのもいいでしょう。これは「単純接触効果」といって、お客様に接触する機会を増やすと、好感度が高まっていく心理学的な効果があります。
○個人事業主の税金について学ぼう
ネットショップを本業にしたときに忘れてはいけないのが、税金や確定申告。所得が38万円を超える個人事業主には、確定申告が義務付けられています。そして確定申告の中でも控除額の多い青色申告をおこなうには、開業届を出さなければいけません。
ネットショップ運営が軌道に乗って所得が1000万を超えたとき、節税のために起業(法人化)も検討しましょう。
個人事業主は自分で経費・売上を管理しなければいけません。税金について学んでおけば、確定申告シーズンになって慌てることもなくなりますよ。
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○まとめ
「ネットショップ運営を本業にしたい」と考えはじめたときに一番大事にしたいのが計画性です。
いつまでに、どれくらいの規模のネットショップにしたいのか? どのタイミングでどんなことをすればいいのか? など、計画ありきで行動しなければいけません。
しっかり目標や計画を立てて、ネットショップ運営を成功させていきましょう!