ネットショップで販売する商品には、大きく分けると2つあります。
- 仕入れた既存商品
- オリジナル商品
既存商品の仕入れは、いわば「買い付け」や「転売」のことで、やり方をイメージできる人も多いでしょう。では、オリジナル商品を作って販売するにはどうすればいいのでしょうか？
今回は、ネットショップでオリジナル商品を販売する方法をご紹介します。
目次：
ネットショップでオリジナル商品を作るメリット
オリジナル商品を作る方法
- ハンドメイド（手作り）する
- デザイン・設計をして工場に発注する
- オリジナルグッズの作成サービスを利用する
オリジナル商品の販売のコツ
- SNSプロモーションが重要
- ブランド価値を高めよう
まとめ
○ネットショップでオリジナル商品を売るメリット
ネットショップで販売する商品は「仕入れたもの＝既存商品」だけでも十分事足ります。しかし、最近はオリジナル商品を販売するショップが増えてきました。
その理由は、オリジナル商品には次のメリットがあるためです。
- 既存商品を仕入れて販売するより（金銭的な意味で）コストダウンできる
- コストダウンできれば、より安くより良い商品を販売できる
- ネットショップや自社のブランドを確立できる
注文者には安くて良い商品の方が需要がありますし、ショップ側はブランド力を高めてさらなるビジネスの成長を狙いたいもの。それらを叶えるのがオリジナル商品なのです。
○オリジナル商品を作る方法
オリジナル商品を売るには、まずはその商品を作る必要があります。多くのショップオーナーが迷うのは、販売よりも「作る」工程なのです。
ここでは、オリジナル商品の作り方を3つご紹介しましょう。
●ハンドメイド（手作り）する
ネットショップでも人気の高いハンドメイド商品こそ、オリジナル商品の代表格だといえます。
ハンドメイドは自分で素材を仕入れ、組み合わせていくこと。Tシャツやマグカップなどの既製品にプリントするだけでも、オリジナル商品として販売が可能です。
受注後に作りはじめるオーダーやセミオーダーもでき、在庫を抱えるリスクが小さいのがポイント。しかし量産には適さないという課題もあります。
●企画・設計をして工場やメーカーに製造してもらう
企画や設計（デザイン）はできても、実際に作るのは技術が必要です。そこで、工場やメーカーに製造を依頼してみましょう。
この方法ならレベルの高いオリジナル商品を作れるのがポイント。ただ、工場を探すのがたいへんな点、多くの場合、小ロットでは受け付けてもらえず大量発注になるため、在庫を抱えるリスクがある点に注意してください。
●オリジナルグッズの作成サービスを利用する
オリジナルグッズ作成サービスを利用して、自分でデザインした商品を作ることもできます。
ハンドメイドではなく作成を依頼する方法ですが、製造メーカーに依頼するよりも低価格かつ小ロットで依頼できるのが魅力。
以下にオリジナルグッズ作成サービスと作れるグッズを一部紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
canvath スマホカバー、トートバッグ、Tシャツ、マグカップなど
monomy アクセサリー（ピアス、イアリング、ネックレスなど）
Canroll 缶バッジ、マグネット
○オリジナル商品を販売するコツ
じつは、オリジナル商品は、販売開始段階ではほとんど売れないのが当たり前。よく知らない商品よりも見聞きしたことのある商品のほうが安心感があるためです。
そんな中で、どうやって売ればいいのでしょうか？ここではオリジナル商品を販売するコツをご紹介します。
●SNSプロモーションがカギ
誰でもよく知らないものは買いませんよね。だからこそ、まずは商品を知ってもらうことが最優先です。
商品の認知を広げるカギは、SNSプロモーション。SNSを使って継続的にオリジナル商品を紹介していきましょう。
プロモーションには文章・画像・動画の3つを取り入れるのがポイント。3つのバランスが良いInstagramを利用するのがおすすめです。
●ブランド価値を高めよう
オリジナル商品を用いてブランドを確立するには、少しずつそのブランド価値を高める必要があります。
ブランド力をつけるには、まず「一貫したイメージ」が必要です。オリジナル商品を複数種作るときには、雰囲気や方向性などに必ず統一感を持たせましょう。
そして、商品だけでなくサービス自体にもこだわることも大切。顧客対応は徹底する、メールは丁寧にする、梱包にひと手間加えるなど、細かい部分にもブランド力というものは滲み出るものなのです。
○まとめ
オリジナル商品を作って販売し、実際に売れる様子を見るのは、何よりとても楽しいもの。ネットショップのブランディングやさらなる成長のために、ぜひオリジナル商品の販売にも挑戦してみてくださいね。
